英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.32 「貴重なプーマスパイクアーカイブ編」
80年代のサッカースパイク好きとして、できることなら当時のサッカーショップにもう一度行ってみたいのですが、それに近い環境が維持されていると思われる場所の一つが、プーマのシューズストックルームです。
小西博昭
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2019/02/08
アーカイブの話題ということで、冒頭に個人的なお知らせをさせていただくご無礼をお許し下さい。
実は私はまだスマホを持っておらず、これまでキングギアの自分の記事がスマホでどう見えるのかを全く考えずに書いておりました。
最近、スマホを貸してもらい、あらためて自分の記事を見たのですが、(自分みたいな老眼には)「文字が見えない・・・」ということを認識しました。
そこで、個人的に文字を極力省き、スパイクの写真に特化したサイト(https://maradonaboots.com/)を作ってみました(図1)。
図1 (多分)スマホでもよく見えると思います。
現在、自分でもスパイクがいくつあるのか把握できていないので、個人的備忘録及びアーカイブとして一日一足を目標にアップしているところです。 タイトルとは裏腹に、神とは関係ないスパイクも(トレシューも)網羅するつもりですが、電脳難民世代ですので、遅延や不具合等はご容赦いただければ幸いです。
基本的に名選手が使ったと思われるモデルが好みのため、かなり趣味に偏りがありますが、これまで書いたキングギアの記事にもリンクできるようにしています。
各スパイクにまつわるウンチクについては、ぜひPCやタブレットなどの大きな画面でご覧下さい。 これからもキングギアともどもこちらのホームページもよろしくお願いいたします。
さて、本題に移ります。 巻頭写真はドイツのプーマ社内に「以前あった」シューズアーカイブ室のようです。図2はその部屋で昔のサッカースパイクを手にするプーマの重鎮のフィッシャーさん(左)とヘッツラーさんです。 フィッシャーさんは前回も少し触れましたが、ミスタープーマと称される方で、1968年よりプーマに勤務され、すでに社員としては第一線を退かれているようですが、現在も何千ものプーマシューズアーカイブを管理されているようです。
ヘッツラーさんは1947年にプーマ創業者ルドルフ・ダスラー氏に14歳で弟子入りした方だそうです。 私はプーマの歴史やシューズ全般には全く詳しくなく、個人的に興味があるのはフィッシャーさんが管理されているシューズアーカイブ中のサッカースパイクについてです。
図2 シューズアーカイブ部屋の一角で昔のサッカースパイクを眺めるプーマの重鎮お二人。手にしているのはおそらくクライフ選手モデル(オレンジライン)とマテウス選手実使用スパイクと思われます。
図3はアーカイブ部屋の様子ですが、「以前あった」としたのは、昨年プーマ社が新社屋を増築し、それに伴い膨大なシューズアーカイブが新しい専用棚のある部屋に整理されたからです。
図3 以前のアーカイブ部屋の様子。プーマスニーカー好きには有名な場所だったようです。
アーカイブ部屋が整理されていく様子はプーマホームページ(https://about.puma.com/en/this-is-puma/history/archive-stories)のこちらの動画(https://www.youtube.com/watch?v=plrLNHp08IA)で見ることができます(図4)。
図4 重鎮お二人についてはホームページをご参照下さい。動画の開始画面は昔のサッカースパイク(LEON)が写っています。
図5 動画中の一コマですが、図3のシューズアーカイブがきれいに箱詰め整理され、それぞれに左上のようなラベルが貼られて整然と管理された状態になりました。
この動画中にはアーカイブの一部と思われるサッカースパイクも登場しますが、時間にして2秒ほどです。しかし、かなりの種類が写っているようだったので、静止画をキャプチャーし、まとめてみました(図6、7)。
図6 多少、同じスパイクの別角度写真もありますが、よく見るとほぼ違う種類のようです。
図7 図6の続きです。新しいモデルもあるようですが、個人的に驚きのレアモデルもあります(当たり前ですね)。
おそらくアーカイブ全体のほんの一部と思われますが、2~3秒間の動画中40種類以上のスパイクが登場しています。できればアーカイブ部屋に潜入してみたいですが、今後、デジタルアーカイブとして私のような一般人でも見ることができるようになればと願うばかりです。
さて、図6、7のモデルを語り始めると終わらないですし、普段から記事が長いとのご指摘もありますので、今回はこれまでにしておきます。
次回は特に目についた2つのモデル(図8)について書きたいと思います。
図8 次回取り上げる予定の2種類のモデル。
著者 小西博昭の作品はバナーをクリック!
『神に愛された西独製サッカースパイク』
80年代に数々の伝説を生んだサッカー界のスーパースターを足元から考察した論考。
◆小西博昭オフィシャルブログhttps://maradonaboots.com/
最近、スマホを貸してもらい、あらためて自分の記事を見たのですが、(自分みたいな老眼には)「文字が見えない・・・」ということを認識しました。
そこで、個人的に文字を極力省き、スパイクの写真に特化したサイト(https://maradonaboots.com/)を作ってみました(図1)。
図1 (多分)スマホでもよく見えると思います。
現在、自分でもスパイクがいくつあるのか把握できていないので、個人的備忘録及びアーカイブとして一日一足を目標にアップしているところです。 タイトルとは裏腹に、神とは関係ないスパイクも(トレシューも)網羅するつもりですが、電脳難民世代ですので、遅延や不具合等はご容赦いただければ幸いです。
基本的に名選手が使ったと思われるモデルが好みのため、かなり趣味に偏りがありますが、これまで書いたキングギアの記事にもリンクできるようにしています。
各スパイクにまつわるウンチクについては、ぜひPCやタブレットなどの大きな画面でご覧下さい。 これからもキングギアともどもこちらのホームページもよろしくお願いいたします。
さて、本題に移ります。 巻頭写真はドイツのプーマ社内に「以前あった」シューズアーカイブ室のようです。図2はその部屋で昔のサッカースパイクを手にするプーマの重鎮のフィッシャーさん(左)とヘッツラーさんです。 フィッシャーさんは前回も少し触れましたが、ミスタープーマと称される方で、1968年よりプーマに勤務され、すでに社員としては第一線を退かれているようですが、現在も何千ものプーマシューズアーカイブを管理されているようです。
ヘッツラーさんは1947年にプーマ創業者ルドルフ・ダスラー氏に14歳で弟子入りした方だそうです。 私はプーマの歴史やシューズ全般には全く詳しくなく、個人的に興味があるのはフィッシャーさんが管理されているシューズアーカイブ中のサッカースパイクについてです。
図2 シューズアーカイブ部屋の一角で昔のサッカースパイクを眺めるプーマの重鎮お二人。手にしているのはおそらくクライフ選手モデル(オレンジライン)とマテウス選手実使用スパイクと思われます。
図3はアーカイブ部屋の様子ですが、「以前あった」としたのは、昨年プーマ社が新社屋を増築し、それに伴い膨大なシューズアーカイブが新しい専用棚のある部屋に整理されたからです。
図3 以前のアーカイブ部屋の様子。プーマスニーカー好きには有名な場所だったようです。
アーカイブ部屋が整理されていく様子はプーマホームページ(https://about.puma.com/en/this-is-puma/history/archive-stories)のこちらの動画(https://www.youtube.com/watch?v=plrLNHp08IA)で見ることができます(図4)。
図4 重鎮お二人についてはホームページをご参照下さい。動画の開始画面は昔のサッカースパイク(LEON)が写っています。
図5 動画中の一コマですが、図3のシューズアーカイブがきれいに箱詰め整理され、それぞれに左上のようなラベルが貼られて整然と管理された状態になりました。
この動画中にはアーカイブの一部と思われるサッカースパイクも登場しますが、時間にして2秒ほどです。しかし、かなりの種類が写っているようだったので、静止画をキャプチャーし、まとめてみました(図6、7)。
図6 多少、同じスパイクの別角度写真もありますが、よく見るとほぼ違う種類のようです。
図7 図6の続きです。新しいモデルもあるようですが、個人的に驚きのレアモデルもあります(当たり前ですね)。
おそらくアーカイブ全体のほんの一部と思われますが、2~3秒間の動画中40種類以上のスパイクが登場しています。できればアーカイブ部屋に潜入してみたいですが、今後、デジタルアーカイブとして私のような一般人でも見ることができるようになればと願うばかりです。
さて、図6、7のモデルを語り始めると終わらないですし、普段から記事が長いとのご指摘もありますので、今回はこれまでにしておきます。
次回は特に目についた2つのモデル(図8)について書きたいと思います。
図8 次回取り上げる予定の2種類のモデル。
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『神に愛された西独製サッカースパイク』
80年代に数々の伝説を生んだサッカー界のスーパースターを足元から考察した論考。
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