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フットサル日本代表キャプテン滝田学が、失意や苦難を乗り越えた先に描く未来vol.3『復帰へのカウントダウン、そして未来へ』

滝田はこれまで、ドクターやトレーナーが言うことを愚直なまでに信頼し、リハビリに取り組んできたが、復帰時期について、自分自身の手ごたえを口にすることは一切なかった。だが、2017年8月15日、滝田は、自身のブログにこう書き込んだ。

Icon segawa.taisuke1 瀬川 泰祐(せがわたいすけ) | 2017/09/10
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“今日のリハビリは心肺もかなり追い込める内容。汗だく。1週間前までは走っていない状態というところから信じられないスピードな気がします。

まだ、動きに制限が勝手にかかってしまいますが、日に日に取れていくのが嬉しい。というか、良く考えられていて、素晴らしく緻密に復帰までの流れが組まれてるなと!感心しております!感謝だ。”


復帰に向けた手ごたえをはっきりとつかんだ滝田は、このブログの記事を投稿したあたりから、はっきりと周囲に復帰時期を口にするようになる。ドクターやトレーナーと治療を始めた当初に設定した目標の通り、9月に復帰できる目途がようやく立ったのだ。

「怪我の期間中、チームにずっと帯同して、選手たちとコミュニケーションをとったりしながらチームの力になるという選択をとることもできましたが、それ以上に、俺は早くチームに戻らないといけないという使命感をもっていたので、あえて治療することを選択してきました。

チームメイトを信じて、頼んだって言ってチームを離れてきたので、もうあとは任せるしかなかったので。これでやっとチームの力になれますね。」

現在、滝田はチーム練習にも合流し、来たるべき復帰の日に向けて、着々と準備を進めている。あとは、岡山監督をはじめとするペスカドーラ町田のチームスタッフがどう判断するかだけという状況まできた。

チームが連敗しようが、日本代表の合宿が開催されようが、はやる気持ちを抑えながら、自分にできる目の前のことだけに集中してきた結果、ようやくたどり着いた現在地。

2016年、日本フットサル界全体の時計の針が止まった瞬間を味わった。リベンジを誓い、次の目標に向けてこれからという時期に、大怪我によって戦線離脱し、自分の無力さを痛感した。そんな絶望を味わい、苦い経験を乗り越えて、滝田学の時計の針は、いよいよ再び動き出す。鋭い視線の先にある、2020年フットサルワールドカップへ向けて。(了)




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