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名古屋1強時代にみるFリーグの面白さ Vol.1

2018年1月22日、DUARIG Fリーグ2017/2018 プレーオフ決勝第2戦、名古屋オーシャンズ vs ペスカドーラ町田が行われ、6-2で名古屋が勝利した。この結果、名古屋の優勝が決定。見事、チャンピオンの座に返り咲いた。

Icon segawa.taisuke1 瀬川 泰祐(せがわたいすけ) | 2018/01/24
王者の風格

ダントツの強さでリーグ戦を駆け抜けた名古屋に対して、リーグ戦で唯一名古屋に勝ち越した町田が、どんな戦いをするのか。プレーオフ決勝前、筆者が注目していたのは、町田の戦い方だった。

森岡薫を筆頭に、日本代表クラスの選手をずらりとそろえて繰り広げる多彩な攻撃と、絶対的な守護神、イゴールがカギをかけるゴールマウス。

「勢いのあるいまの町田なら……」


そんな期待を抱いて、プレーオフの決戦を楽しみにしていた。


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誤解を恐れずに言えば、そんな筆者の期待は、あっさりと吹き飛ばされた。

前日に行われた第1戦を2-4で落とし、3点差以上での勝利が求められる町田に対して、この日、プレーオフ決勝第2戦で、名古屋が魅せた戦いぶりは、まさに王者そのもの。終わってみれは6-2と、リスクを冒して攻める町田を突き放しての完全勝利だった。

王者の風格を完全に取り戻していた、とでも言えばよいだろうか。


「いまの町田をもってしても……」


今シーズンの名古屋の圧倒的な強さを象徴するような戦いぶりは、いまだに名古屋1強時代が続いていることを、さらに深く印象付けた。


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vol.2へ続く


写真:瀬川泰祐