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カリスマスパイク博士“高橋竜也”が優勝候補ブラジルを解剖‼︎「ブラジルは今回1番強い」

ロシアワールドカップ優勝候補筆頭と言われるブラジル。チッチ監督は優勝するために、エースストライカーのネイマールに頼らないで確実に勝ちきるチーム作りをしてきた。ブラジルは、グループリーグ全3戦でも安定したゲーム運びにより1位で決勝トーナメントへ進出を決めた。FUTABA SOCCER WORLDのカリスマスパイク博士の高橋竜也氏が、ブラジルを熱く語った。

Icon aff20898 d2d2 431d 8b05 0f3c5e5ae91b 佐久間秀実 | 2018/06/28

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――ブラジルのエース、ネイマールの存在

高橋:何を隠そうネイマール選手が履いているのは、NIKEマーキュリアルヴェイパーシリーズとなります。今回からフライニットをフルアッパーで採用しているシューズですね。非常に足馴染みが素晴らしくて早いということと、ネイマール選手は足首を使う細かなタッチであったりステップが多いです。
足首を柔らかく使いたいというところでローカット形状のシューズを履いているのが特長となります。

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クリスティアーノロナウドとか長友佑都選手が爆発的に縦に走るのが売りの選手たちはフライニットという足首を覆う長いソックスタイプのものを履く傾向にあります。

ネイマールは、細かいテクニックを必要としているので、このようなローカットタイプのものを好んで履いているんでしょうね。  

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今回のワールドカップでも彼の代名詞とも言えるシャペウとか随所に出ていますし、このシューズがテクニカルなプレーを1つ1つ支えているのかなと思います。  

――スピード溢れるコウチーニョ


高橋:もう1人若手の選手ですと、コウチーニョ選手は非常にスピード感溢れるプレーをしますよね。ネイマール選手とはちょっと違って、縦に短く鋭いスピードのダッシュが非常に速いのが特長です。  

コスタリカ戦で、ペナルティエリアの外にいたんですけど、20m程の距離を走ってつま先でタッチしてゴールしました。さりげなく股下抜いてたりとか非常に面白いプレーをしていたというのが印象にありますね。ブラジルは、その辺りが注目ではないかと思います。

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――世界最強のサイドバック、マルセロ


高橋:忘れちゃいけないのが、マルセロ選手ですね。サイドバックの選手としては、今世界最強の選手だと思います。テクニックがあり、ドリブルもディフェンスもできますからね。

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個人的にマルセロ選手で注目しているのがトラップとなります。ファーストタッチの際のボールの足元への置き方が、非常に上手だなと。体全体を使った非常にしなやかなボールタッチをしますよね。それを助けているのが、ADIADS Xのスピードメッシュとなりますね。観ていて足元にボールが入る際のタッチ感が非常に良さそうです。

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――ブラジルの強さ
 

高橋:非常に技術の高い選手がゴロゴロいるブラジルは今回1番強いんじゃないかなと思いますね。このままいけば優勝も狙える場所にまでたどり着けるはずです。どこかの国がブラジルに一撃を食らわすようなことになれば、それはそれで面白いですけど、ベンチに控える選手たちを考えても優勝を狙うためのメンバー構成になっていると思いますからね。  

チッチ監督が、ネイマールがいなくてもワールドカップで優勝を習えるチームとなるように、南米予選の時から上手く作り上げてきていますから。全体の戦術やどこで点を取るかをよく考えながらゲーム運びをしていると思いますね。  

優勝候補筆頭と言われたドイツが韓国に敗退して、決勝トーナメントに進出できなかったですからね。逆に、もう1つの筆頭候補のブラジルがどこまで行くのかが楽しみでなりません。  (了)    

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FUTABA SOCCER WORLD

http://www.futaba-sp.com/author/oomiya  


取材写真/佐久間秀実