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スーパーラグビー協奏曲 #1 16.07.02  サンウルブズ対ワラターズ 「シェア60%! ラガーマンに愛される日本ブランド」

【戸塚啓寄稿】 スパイクから見たスーパーラグビー。

Icon s 1 戸塚 啓 | 2016/07/06


日本、強しっ!   と言っても、残念ながら試合ではありません。
この日行われた南アフリカグループのラウンド15で、日本のサンウルブズはオーストラリアのワラターズに12対57で敗れました。

サンウルブズの得点はすべてペナルティゴールで、相手には9つのトライを喫したのですから、これはもう完敗というしかありません。

ラグビーは勉強中の身なので、専門的なことは書けません。
が、試合前に配られるメンバー表だけで、両チームの違いを読み取ることができました。  

194センチ、123キロというサイズの選手があちらのチームではウイングを任されているのでした。

しかも、プレーは決して鈍重ではないのです。重量感がありながら、推進力があるのです。

あんな選手が真正面から自分に向かってきたら……
サンウルブズに勝機はなかったものの、選手たちの頑張りは讃えられるべきだと思いました。

 
では、なにが「日本強しっ!」かと言うと、スパイクなんです。  
サンウルブズの選手の使用メーカーを調べると、こんな結果になったのです。  

アシックス:8人 ミズノ:6人 アディダス:5人 ナイキ:2人 アンダーアーマー:2人  
日本が誇るアシックスとミズノの両メーカーで、23人中14人を占めていたのです。

ナイキがマイノリティとはっ! サッカーではとんと見られなくなりましたよね。

ちなみにですが、ワラターズのバーナード・フォーリーの足元も、
アシックスのラインで彩られていました。オーストラリア代表として出場した昨秋のワールドカップでも、このスタンドオフはアシックスのスパイクを履いていました(念のため確認済)。

トップクラスのアスリートが日本製のスパイクを選んでいると、それがアシックスでもミズノでも、無条件で嬉しくなります。日本のクオリティが、認められているわけですから。